「LGBT」と「SOGI」と「人権」という観点

※娘が撮った品行方正っぽいオリビア(女の子)の写真。三つ指着いて「ご主人様(^-^)」と言ってるような風情すら・・・(^_^;)。ところが、今回の記事の趣旨は、品行方正なんていらん!!です。


=====

私が本質的にはGayだとSNS上でカミングアウトしたのは、ほんの2ヶ月ほど前(2018年7月9日)。

恥ずかしながら、私はその頃初めて、LGBTという言葉と意味を知りました。
(L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダー)

その直後、友人との話やらFacebookでシェアされていた記事がきっかけで、宮崎でLGBT団体として活動しておられる『レインボービュー宮崎』に繋がることが出来ました。
LGBTであることを一人で抱え込むことがないよう、心の拠り所を宮崎にて提供した団体と言えると思いますし、LGBTの理解について、多方面において積極的に動いておられます。行政や新聞社をも動かしました。

(追加シェア↓ の宮崎市のシェア記事のALLYとは、LGBTの理解者・支援者であることを明確にした人という意味。)

私個人としても、多くの方にLGBTという性的少数派と言われる人々の存在を認識をしてもらいたいと同時に・・・

最近の私は、性という観点を『人権』としてどう捉えるべきなのか??と考えるようになっています。

■■■■■■■■

つい先日、私の親友が教えてくれた『SOGI』(略してソジ・ソギと読みます)
早速調べてみると・・・人権という意味でLGBTを更に考察した多様な性に関する考え方・分類法であり、SOGIがスタンダード化することが望ましいなと感じています。
(↓のサイト、かなりの長文ですが・・・LGBTとSOGIの両方を理解するのにとてもわかりやすい内容です。)

【決定版】LGBTとSOGIを徹底解説!意味・読み方・違い・使い方まで網羅! | ちりつも!

あなたは「LGBT」って知ってますか? L…レズビアン(女性の同性愛者) G…ゲイ(男性の同性愛者) B…バイ(両性愛者) T…トランスジェンダー(心の性と体の性が一致しない人) の4つ頭文字を合わせて、「LGBT」・「セクシュアルマイノリティ」と呼ばれています。 ただ、「LGBT」はあくまでもセクシュアルマイノリティの中の1部の人たちのことで、LGBTの言葉の中に含まれていない「セクシュアルマイノリティの人たちがたくさんいます。 「ゲイの人は心が女の子だから男の子を好きになる」とか「ゲイ=おネエ、女装」とかっていう誤解もいまだにあります。 また、「LGBT」と4つ同じように並んでいますが、「LGB」と「T」では、根本的に問題となる部分が違います。 このように「LGBT」という言葉でまとめられると、セクシュアルマイノリティについての理解に混乱を招く場合が多々あり、正直私は「LGBT」という言葉をあまり使いたくありません。 ですが、今一番認知されているのは「LGBT」なので、しぶしぶ使っているという現実。 これ、どうにかならんのんかな… って思ってたら、どうにかなりそうな言葉を見つけました! それが、最近使われるようになっている「SOGI」という概念。 今回は「SOGI」という考え方を説明しながら「セクシュアルマイノリティってそもそも何なの?」ってことを説明していこうと思います。 「SOGI」って何?ソギ?ソジ?意味&読み方を解説! SOGI(ソギ、ソジ)は、Sexual Orientation & Gender Identity の頭文字を取ったアクロニムである。日本語では「性的指向と性自認」などと訳される。

ちりつも!

=====

LGBTは、性的少数派(マイノリティ)を明確に指しますが、
SOGIは、「性的指向」と「性自認」という観点ですべての人間を対象として分類しますので、少数派(マイノリティ)と多数派(マジョリティ)の比較ではなく、人間というシンプルかつ複雑な存在に対して、すべての要素をひっくるめて当てはめることが出来ているのではないかと思うのです。

多数派(マジョリティ)の大方の捉え方はこういうものでしょう。。。
・男は男を性として自認して女を性的対象にする。
・女は女を性として自認して男を性的対象にする。

この感覚を持った人間にしか『人権』が認められないのかと考えてみて下さい。

自分の生まれ持った性に何の疑問も持たず、異性を性的対象とされている方にとって、そうでない感覚を受け入れることは生理的に難しいことかもしれませんが、『人権』ってそんな薄っぺらいもので良いものか???

■■■■■■■■

LGBTを子供の性教育(特に学校教育)の中でどう教えれば良いか?という問題もあるかと思います。
正直なところ、少数派の訴えを教えようとすることは、難しいですよね。。。
LGBTは人権を教えるための入口ではないから。
保健体育の性教育を入口にしようとするからダメなのではないでしょうか??

だったら、以下のような切り口で人権『SOGI』という観点を基に、学校(特に小学科低学年)で教えることも可能ではないでしょうか???


~人間には、わかりやすく単純に言えば、男と女という二つの「性」という種類(動物や植物にも共通する部分が多くある)があって、この二つは人権という観点では全く変わらない権利を持っていて、人権のうえでは、どちらであろうが全く平等なの。上も下もない。どっちが優れているかでもないんだよ。

立場の違うお互いを分かり合うことは難しいかもしれないけど、人の気持ちって、男か女かをさらに研究して行くと、様々なことが見えてくるわけ。
まず、自分の中に、生まれ持ったどちらかの性とは違い、男性的なものがあったり、女性的なものがあったりしても、それは異常なことではないから、安心してね。。。
個性的なのが人間のいいところだからね。

男の子がお母さんの気持ちがよくわかったり、逆に、女の子がお父さんの気持ちがよくわかったりすることだってあるかもしれないよね?
だから、男が女の気持ち・女が男の気持ちを理解するも、出来るってことだよね。
男は男だから、女は女だから、どっちかの気持ちしかわからないってことではなさそうだよね。

そもそも、男と女は助け助けられながら生きているからね。。。
家や学校での毎日の出来事を思い返してみると・・・ほらね、男と女がいるからバランスが取れていることが分かるかもね。

性って、単純に男と女の2種類しかないわけだけど、今説明したように実は、気持ちや感情は多種多様だから、単純に自分がこういうふうにありたい・・・が、世間一般の考え方と違っていたり、周りの人達の思い込みによって勝手にわけわかんないものとして決められたり、一方的に判断されたり、ましてや批判なんてされると・・・
とっても傷つくんだよね><。
誰も自分のことなんてわかってくれないっていう気持ちになってしまうんだよね。。。

そんなふうにならないように、心の感じ方や感性を分類して、定義しているのがSOGIというものだと理解してくれればいいかも(^-^)。

どの分類に属するのか、今すぐ自分を当てはめる必要もないし、いくつかに属していても構わないし、仮にどれにも属さないような新たなケースであっても大丈夫。こういう考え方があるって、ずっと覚えてくれていればいいんだよ。

理由なく、人を差別することは決して許されることではないってことを、心に置いてね。
ひとりの人間の中に男女両方の要素や気持ち・感情があっても、ひとりの人間として生きていることを保障されているのが「人権」だからね。

男とは、女とは、こうあるべきとかいう「べき」「こうあらねばならない」は、実は、人権上なんら意味がないの。私達はこの世に生を受けた瞬間から、人権を持っているわけだから。
私達はみんな、一人ひとり、人権を持っている。
だからこそ、自分の人権も大事だし、周りのみんなの人権だってもっともっと大切にしなくちゃいけないよね。~

=====

人権は、様々な、あらゆる側面から語るべき課題ですから、決して「性」という側面だけではありません。
障がい者理解や対応も然り。
核家族化によって進んできた家庭崩壊・愛情崩壊も。
老齢化社会を確実に迎えるにあたり、死の尊厳ももっともっと考えなければなりません。
日本は比較的に単一民族であるので、多様な事柄や文化に対する理解や容認が苦手なのかもしれませんし。。。

当たり前が主流だった時代はもう終わったのだと思います。
これまでの過去的な価値観では、これからの新しい時代を生きていけないのかもしれません。

=====

最後に、心理セラピストという立場から一言。
「当たり前」「べき」「ねばならない」に縛られて、自分の人生を自らがんじがらめにしていることがあります。
本当の自分がどうしたいかすら無視して生きていると・・・当然苦しくなります。
勝手な思い込み的な心のプログラム、外しましょう(^_^;)

外し方がわからない方は、是非私にコンタクトしてみて下さいねm(_ _)m。

癒し系心理セラピスト:川口淳一【ホームページ】

■チャネリングセラピー協会:認定セラピスト&マスター講師 ■宮崎県宮崎市在住 ■1961年4月生まれ

0コメント

  • 1000 / 1000