『月見草』というオリジナル曲・・・by 高山千代美

ネットから拝借した月見草の写真です。花びら4枚です。
夏花で、夕方に真っ白な花を開いて、夜中に色を変えつつ、翌朝には枯れてしまう花だそうです。

そんな花に思いを寄せて、私の友人のソプラノ歌手:高山千代美さんがオリジナル曲を作りました。
そして有難いことに、元ミュージシャンである私がピアノアレンジをさせて頂き、今年(2018年)6月2日に宮崎市での彼女のコンサートで披露させて頂きました。

曲の素晴らしさは勿論ですが。。。

今回伝えたいことは、生で演奏することの意味。
単純に上手いかどうかではなく、取り組む精神性や、その場の緊張感。


=====

私は中学2年で右手に障害(「平山病」と分類される若年性一側上肢筋萎縮症)を持つまで、クラシックピアノを習っていました。
本当は、クラシック音楽に興味はなく、Pops系のバンドを組みたかったわけだけど(^_^;)

右手の病気(障害)によってクラシックピアノから離れられましたが、工学系の大学に入学するも、右手が自由に動かないながらPops系のミュージシャンからアレンジャーとして進みたいと、大学を中退しました(^_^;)。

24歳でバンドとしてデビューするきっかけを掴み、それなりに充実した音楽活動を経験させて頂き、38歳で音楽活動を一切辞めてサラリーマンに転身しました。

ところが、私を音楽活動に引き戻す事件(?)が5年前(52歳)に起こりました。
絶対、音楽活動はしないと決めて、自分の中で封印していたにもかかわらず。。。
なので、ピアノ(キーボード)に向かうことも一切なかった私ですが、友人のために15年ぶりに、自主制作音楽を制作しなくてはならなくなったのです。
(これについては、また改めて書きます)

=====

15年も遠ざかっていれば、当然、腕も勘も感性も鈍っています。
でも、やるしかないと決めると、それなりに戻る感覚もありますが、若い時の勢いある感性とは違った、年季の入った違う感性を持って表現するしかないし。。。

つうか、私、ダンス系やテクノ系をメインに制作していたから、クラシック的なアプローチやったことありません><

ですが・・・今年6月の高山千代美さんの『月見草』は、私の感性をフル稼働させなければならなかったのです。ありきたりで平凡なピアノアレンジでは済まされないと感じたから。。。
「こういうアレンジになりました・・・」と千代美さんにデモ音源を渡していたものの、実際に音合わせしたのは前日と当日リハーサルのみ。呼吸をどう合わせるかは、精神力しかないのです。

この音源は、当日本番の会場録りで、決して良好なものではないし、ピアノを弾いた私はめっちゃ下手くそです><。
千代美さんも、新曲だったので緊張されていました。。。
でも、この緊張感は二度と再現出来ないのですよ。

↓ のリンクからお聞き下さい(^-^)。※実際の音源データは4分弱です。

歌や演奏が上手かどうかなんてどうでも良い・・・そんなライブ感を味わったのは、私としては初めてだったかもしれません。それほどまでに、二度と再現出来ないような千代美さんとの魂の共同作業が出来たのかもと。。。


今後、このピアノアレンジは、千代美さんの信頼するピアニストさん達の手に渡されます。
右手がちゃんと動くピアニストさん向けに、ちょいと難易度も高めてね(^_^;)。
私が今後、この曲のピアノ伴奏をすることは原則ありませんし、ピアニストさん達が新たな解釈を生んでくれたらいいなとも思います。

=====

この曲がいいな・・・と思った方・・・
YouTube上で「いいね!」を押したり、何度も何度も聞いたり、良ければ是非お友達にも紹介して下さいね(^-^)
千代美さん、実は紅白歌合戦に出たいそうなので、地味なヒットに向けて、地味な応援をお願い致します(^_^;)

癒し系心理セラピスト:川口淳一【ホームページ】

■チャネリングセラピー協会:認定セラピスト&マスター講師 ■宮崎県宮崎市在住 ■1961年4月生まれ

0コメント

  • 1000 / 1000