セラピストがLGBTだからこそ出来る心理セラピー・アプローチ


※写真は毅然とした男気を漂わせているものの、実は女の子の我が家のケイトちゃん。


【テーマ】

LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)。
世間が比較的オープンな風潮になってきたとはいえ、当事者は当事者特有の悩み・痛み・生きづらさを抱えています。
特に、若年層の場合は、周囲の方々の理解がなければ精神的な孤立を招くことがあるかもしれません。当事者が本当の自分のことを安心して話すことが出来て、「何も悪いことではないんだよ(^-^)」「あなたはあなたのままでいいんだから(^-^)」と受け入れてもらえる環境があるかないかは、自己肯定感に大きく左右します。
カウンセラーや心理セラピストのすべてがLGBTへの一定以上の理解・知識を持っているとは限らず、相談に行ったものの心ない言葉に傷つけられるという最悪のケースも起こり得ます。(LGBTに限らず・・・信頼関係とはそういうもの)
私は心理セラピストとして、LGBT当事者でもあり、悩んでいる方々に寄り添ったセッションを行います。
今回は、LGBT当事者への心理セラピーについて、私が何を大切にしているのかについて書いてみます。LGBTの方々に関わっておられる人にも、読んで頂ければ幸いです。


【まず・・・私の場合】

私には奥さんと子供3人がいますが、幼い頃から自分はゲイだという自覚がありました。
性的対象は男性へ、恋愛感情は女性へ・・・というアンバランスなゲイ(^_^;)。
当然、誰かに相談することもなく(出来ず)、自分が一般的な男の子とは違うことに悩みました。

私はそもそもアウトドアが苦手で極度のスポーツオンチ。
小学校低学年までは同級生の中では背の高い方でしたが、痩せていて「ひょろっ」「なよっ」としてて、小学校1年の頃にもらったあだ名は「キューリ婦人」でした(^_^;)。
==キュリーではなくキューリね(^_^;)。嫌味な意味合いは全くなかったので、嫌とは思いませんでした。==
そのうえピアノを習っていたので、余計に男子から浮いてしまっていた(逆に言えば目立ってしまっていた)と思います。
==これは私の勝手な思い込みなのですよね。。私から男子に輪に入って行けなかっただけ。。==

私は3歳年上の姉との2人姉弟ですが、幼い頃活発だった姉を見ては「姉が男に、自分が女に生まれていれば良かったのに・・・」と思うことも頻繁にありました。
==姉への憧れと嫉妬ですね(^_^;)==

中学1・2年生の頃はクラスの女子と一緒に過ごす時間が多かったように記憶しています。今でいう女子トークっつうやつでしょうか・・・女子との方が気が合うので、男子とつるむより楽しかったのです。

中学2年の時、平山病という筋萎縮症(若年性一側上肢筋萎縮症)で、右手の肘から指先の筋肉が衰えるという病気にかかり、ピアノを続けることが出来なくなりましたが、そもそもクラシックピアノが自分には向いていなかった(Pop Musicが好きだったから)し、体育の授業も超苦痛だった私には、この病気は好都合でした。
クラシックピアノで音大に進むだろうとの、周囲からの勝手な憶測や期待を意識する必要もなくなったし、病気を理由に体育の授業の一部を見学で済ませられる。。。

「病は気から」と言います。自分からこの病気を無意識に呼び寄せたのかも・・・と今では解釈しています。

病気によって軟弱なクラシックピアノ男子というレッテルから開放された私は、中学3年で同じクラスになった男子グループで遊ぶようになりました。私にとって最も少年らしい1年間を過ごせたと思っています。


高校は超スパルタ進学校で、私の人生の中でも最悪・暗黒の3年間でしたが、大好きな彼女と付き合うことが出来て、彼女は私にとっての精神的な支えになっていたと思います。が、大学入学でそれぞれ違う土地に向かうことになり、離れるのがとても悲しかった。。。

さて・・・大学に入学して、いわゆる合コンというものに参加した時、私はその中の一人の女性に一目惚れしました。彼女も同様だったらしい(^_^;)。今の奥さんです(^_^;)。
出会って10年後に結婚し、幸いなことに3人の子供に恵まれました。

傍から見れば、私はセクシュアリティ的に何不自由なく生きていると思われているでしょうが・・・自分が本来はゲイであるという性を自分の中で隠蔽し誤魔化し続けるのは難しく、かつ辛いことでした。奥さんにも辛い思いをさせました。

サラリーマンを辞めて2年ほど前から心理セラピストとしての道を歩き始めたからこそ、こうやってSNS上でカミングアウトし、LGBT当事者の悩みや心の課題について寄り添いたいと思う次第です。


【LGBT当事者への心理セラピーとしてのアプローチの方針】

当事者の方々は、自分の性的傾向が「異常」「特殊」「変異」「変態」なのではないかと、一度は感じたことがあるのではないでしょうか?

私のセラピーは、LGBTをストレートへと変えることが目的では決してありません。
・・・そもそも変えられるわけがないし。。。
原因を探ることでもありません。
・・・原因なんてないと思っているから。。。

大切なことは、本来の自分を受け入れどう生きるかということ。
悩んだり苦しんだりするのは、LGBTが少数派であって、世間に受け入れられづらいからですよね?
社会で生きるうえで隠さなければいけない場面も多いからですよね?
でも、そんな今の世間をいきなり変えることは無理であることも事実。

だからこそ、個人の心理レベルにある、「私なんて・・・」「私なんか・・・」「どうせ私は・・・」「どうして私は・・・」というマイナスな感情プログラムに、変更を施せば良いのではないかと思うのです。
LGBTが理由で、自分で自分を受け入れられなかったり(自己受容)、自己肯定感が低いのであれば、そこから変えていけば良い。
私は、そのためのサポートをします。


【カミングアウトと、安全基地の確保について】

カミングアウトは難しいし、デメリットの方が多いかもしれません。

実際、誰か(親・友人など、ごく一部であっても・・・)にカミングアウト出来ている人はかなり低いパーセンテージだと思います。
そもそも、カミングアウトする必要があるの??という論点もあります。
LGBTであることを隠し通すことが、生きる上で必須である方だって多いでしょう。

でも、安心して自分のセクシュアリティについて話せる場があることは大切なこと。
そのうえで、現世に生を受けたことに感謝し、積極的に生きて行こうと思えることこそが大切。
個々の悩みは多様ですが、同じように悩んでいる人は沢山いる。
それをフォローしたいと思う仲間だっている。
専門家(セラピスト)だって、実はいるのです。

LGBTを隠して生きなければならないとしても、自分にとっての安全基地を確保することが大事です。
何よりも自分の心・意識の中に安全基地を確保すること。
それはすなわち、自分が自分を一番に愛し、認めてあげることではないでしょうか??。


【セッションについて】

私は宮崎県宮崎市在住ですので、対面セッションは宮崎市で行います。
遠方の方につきましては、LINE電話やSkypeを使った遠隔セッションにも対応致します。

■カウンセリング&チャネリングセラピー
 60分:¥10,000-
 ※対面・遠隔OK
■カウンセリング&チャネリングセラピー&リプログラミングセラピー
 90分:¥15,000-
 ※対面のみ

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こちらから折り返しのご連絡を、メールもしくはお電話で致します。

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癒し系心理セラピスト:川口淳一【ホームページ】

■チャネリングセラピー協会:認定セラピスト&マスター講師 ■宮崎県宮崎市在住 ■1961年4月生まれ

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