4~6月のLGBT関連TVドラマ3本は、どれも秀逸でした(^-^)

2019年4月スタートのTVドラマには、LGBT関連が3本ありました。


どれも丁寧に作られていて、LGBTへの誤解が無いよう、LGBTをフラットなこととして周知する役割を果たしたと思います。


LGBTへの理解がどうしても無理な人がいても当然です。

生理的に受け止められない人がいても当然です。


でも・・・

LGBTは病気でも異常でもなく、あるがままの自分を正直に生きようと、もがいているだけのこと。

多分、絶対的少数派だから、偏見の目にさらされるだけ。。。


じゃあ何故、今、このようなTVドラマが熱意を持って制作されているのか??です。


それは、人権に関わることだから。

犯罪に至らないことを前提に、人は幸せに、自分の思うとおりの人生を歩む権利があるのです。

その当たり前な権利を、誰をも、抑圧したり、弾圧したり、排除したり、心無く傷つけることは、あってはならないのです。




①『腐女子、うっかりゲイに告る』(NHK:1話30分:全8話)



私にとっては何とも痛い作品でした。。。


私自身、1年前にSNS上でゲイだとカミングアウトするまで・・・

親にも、一部の友人を除く周囲にも、自分がゲイであることを隠して生きてきたわけです。

こうやって、私のブログを読んで下さる方は、私をゲイである前提で捉えてくれているでしょうが、私は決してオープンリー・ゲイではありません。


ドラマでは、そんな、当事者の複雑で繊細な心情が赤裸々に描かれていて、自分の本性を暴かれているような感覚でした。


私は、自分がゲイだと幼少時から自覚していたにも関わらず、

恋愛対象は女性でした。

大学に進学して知り合った女性が、私を人生の伴侶として受け入れてくれて、結婚し、子供に恵まれ、ふつーの幸せを手に入れたかのような安堵感を抱いていたのも確かですが・・・


ごまかせない自分がいることへの葛藤をずっと持ち続けていました。


だから、このドラマに描き出されていた感情は、痛いほどにわかる。。。


このドラマでは、主人公である高校3年のゲイと、同じクラスの腐女子(ボーイズ・ラブをこよなく愛する女子)が、お互いの自然な感情に従いつつも、結ばれることのない性的関係を乗り越えて、人としてお互いを認め合い、お互いの生き方を応援するに至る様が描かれています。


主人公を演じたのは、「おっさんずラブ」でチャラい麻呂役を演じた金子大地。

別人??と見間違うかのような演技でした。

顔の表情だけで、心の動きを演じきる凄い役者だったのね~。。。



ドラマでは、綺麗事では済まされない現実も、はばかることなく、容赦なく描かれています。


・どうして自分がゲイとして生まれてきたんだろうという素朴な疑問

・ゲイだけど、ふつーが欲しい・全部欲しい(異性パートナーと子供が欲しい)という自然欲求

・カミングアウトするべきか否か

・アウティングされたらどうなるか

・SNSで繋がった信頼しているゲイ友達の自殺

・ゲイであることを周囲に知られたことによる絶望感・疎外感・罪悪感

・主人公の自殺行為(一命は取り止めます)


・・・といった様々な問題が、ストレートに描かれていました。



ところで・・・

NHKの制作するLGBT関連ドラマには、全くブレがないなと思います。

真正面から直球を投げてくる感じ。

昔のNHKだったら、性的内容は御法度的な制限が強くあったのでしょうが・・・

現在のNHKは、そういう表現方法において、民放の何歩も先を歩いているように感じます。


単なる過激性・話題性ではなく、根底に「人権の尊さをどう表現し、メディアとしてどう伝えるか??」という、ごく当たり前の揺るぎない倫理観があるからだと思うのです。


そして・・・

心無いおバカ発言や暴言を吐いた議員さんにこそ、このドラマを見てもらい、

NHKという国営放送が発したこのようなドラマを通して、LGBTの苦悩・生きづらさが何たるかを、少しでも理解して頂きたいと思う次第。。。


自分はノーマルだなんていう、誤った・偏った・人として幼稚な感覚から脱出しない限り、民意を預かる議員として、人権を語る資格すらないのだから。。。




②『きのう何食べた??』(テレビ東京:1話30分:全12話)

このドラマ、なんと、

4大キー局(日テレ・フジ・テレ朝・TBS)の次に位置するテレビ東京の制作!!

反響の大きさでは、今期ドラマで一番だったのではないでしょうか?


※最終回は6月28日放送


親とごく一部にしかカミングアウトしていないシロさん(西島秀俊)と、オープンリー・ゲイのケンジ(内野聖陽)が、ゲイカップルとして、お互いの存在の大切さに気づいてゆくというドラマ。


シロさんが料理するシーンと、その料理を2人して食べるシーン満載。

高級食材や高級調味料を使うわけでもないのだが、愛情たっぷりの料理を手際良く作るシロさん。

それを超美味しそうに喜んで食べるケンジの姿。


最近薄れてきた感のある、ごく日常的であるべき「食卓」が、こんなにも視聴者の心を掴むとは・・・恐るべし!。


我が家だって・・・実は、食卓囲みながらも、TV観てるわけですよ。。。

だから会話が少ないの。。。

全員(私と奥さんと娘2人)が揃って「いただきま~す」することもほぼないし。。。



ドラマがスタートした当初、ゲイ臭を全く感じさせない西島秀俊の演技に、「これ、キャスティング・ミス??」と思ったのですが・・・

回を重ねるごとに、何故、西島秀俊なのかに唸らされ、最終話前の第11話では、彼の演技に号泣してしまいました。。。


そんな西島秀俊の演技も凄いのですが・・・


今回、世間が注目した、内野聖陽のおネエ感・乙女感溢れる仕草の一つひとつに、私も胸を射抜かれました(^_^;)。

繊細過ぎ(´;ω;`)。




③『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ:1話46分:全10話)



元教師でゲイで女装家である原田のぶお(以下、「のぶりん」)が、とある高校の校長にスカウトされて教師として現役復帰し、滅茶苦茶・破天荒ながら「そうだよね~(^-^)」と何故か共感させられる事件(?)を繰り広げる、学園コメディドラマ。


コメディながら、「世間一般論には融合するな!!」という、のぶりんの一貫した姿勢が素晴らしかったと思います!!


決してお世辞にも美しいとは言えない女装をして、身勝手に生きているかのように見えて・・・

実は懐が深いという・・・


人は見かけではない・・・とは言え、実は見かけも大事。

その人の姿勢や生き方が表れるから。。。

どんなに極端だろうが、自己表現とはそういうもの。


このドラマ、LGBTをキーワードにしつつ、「自己開放」が本来のテーマだったのですよね。。。





■■■■■■■■■■


【自己肯定感を高める心理セラピーを提供しています】


私のセラピーは、過去の経験から構築された心のしがらみ(不要・不自然・経験により屈折したプログラム)を解き放つお手伝いを致します。

自己肯定感を高める為のセラピーです。


宮崎県宮崎市内の自宅サロンは、こじんまりした安全な空間です。

自宅で心理セラピーを行っている旨の看板等は全く掲げていませんので、安心してお越し頂けます。(駐車場あり)

具体的な所在地(住所)は、セッション予約が成立した段階で、個人にお知らせします。


●チャネリングセラピーは、対面は勿論のこと、遠隔セッション(LINE電話、Skypeなど)が可能です。

●リプログラミングセラピー・ヒプノセラピーは、対面のみです。


私へのお問い合わせ等は以下よりお願い致します。

・セラピー内容や価格については【MENU】から。

・お問い合わせ・セッション申し込みについては【CONTACT】から


#宮崎

#心理セラピー

#カウンセリング

#チャネリングセラピー

#リプログラミングセラピー

#ヒプノセラピー

#レイキ

#潜在意識

#ヒーリング

#癒し

#自己肯定感


#LGBT

#LGBTQ+

#見た目は生き方

#安全基地

#金子大知

#西島秀俊

#内野聖陽

#古田新太

#腐女子、うっかりゲイに告る

#きのう何食べた?

#俺のスカート、どこ行った?

癒し系心理セラピスト:川口淳一【ホームページ】

■チャネリングセラピー協会:認定セラピスト&マスター講師 ■宮崎県宮崎市在住 ■1961年4月生まれ

0コメント

  • 1000 / 1000